――アルイジの館――
東方編(第1話よりちょっと昔の話)
今回はリプレイ風に行ってみようかと・・・。


ある木曜の深夜、猛暑を避け、某所にプレイヤーとマスターが集合する。
BGMは、鎌井達の夜2…だったが、雰囲気がホラーになるので即終了。
みる○ーくを飲んでマターリしたところで、プレイは開始された。
 GM    =テキサス
 アイリス  =リサリサ  ♀ プリースト 5
 カロッサ  =周伯遠   ♂ シャーマン 4
 ベンジャミン=JAGD  ♂ ソーサラー 3 マーチャント 3
 ラッセル  =たすく   ♂ シーフ   4

〜足止めを食らったPC達〜

GM    :さて、君達はいつもねぐらにしている街へ戻ろうとしているところだ。
カロッサ  :アグリアの街ですな
アイリス  :街までどのくらいですか?
GM    :あと2〜3日くらいかな
ベンジャミン:しまった。食料がない。
カロッサ  :そういえば私もない。これは困った。
アイリス  :あたし10日分以上ある。
カロッサ  :なんと。
アイリス  :どうだお前ら?欲しいか?ん?
ベンジャミン:プリースト失格だな。
アイリス  :ひぃ。ごめんなさい、神様。ほんの出来心です。
GM    :森の中を進んでいた君達だが、いきなりの大雨に見舞われてしまう。
ラッセル  :え〜と、傘はどこだ。傘は。
アイリス  :どのくらいの雨?
GM    :木に遮られてはいるものの、かなり激しい。
アイリス  :テントがあるもん。
ラッセル  :スモールシールドで凌ぐ。
GM    :そうこうしているうちに前方に橋が見えてきた。
アイリス  :ダッシュで駆け寄る。
GM    :はい、橋に近づいた君達は冒険者レベルで判定を。
カロッサ  :よし、高いぞ。15!
ベンジャミン:…10。
ラッセル  :普通か…11。
アイリス  :13。
GM    :その二人は橋の根元が濁流で脆くなっている事に気づく。
ベンジャミン:さ〜て、とっととこの橋を渡ってしまうか、ラッセル。
ラッセル  :そうしましょう。そうしましょう。
カロッサ  :ちょっとまった〜!!
アイリス  :わかんないの?この橋、もうやばいよ。
GM    :などと言っているうちに、橋は大きな音を立てて川に沈んでいって
       しまった。
アイリス  :ほら、言わんこっちゃない。
ベンジャミン:なんという事だ。これでは帰れないではないか。
ラッセル  :川幅は?
GM    :30mくらい。
ラッセル  :無理か…。
ベンジャミン:この辺の地理はある程度知っているという事でいいのかな?
GM    :構わない。
ベンジャミン:他に通れそうなルートは?
GM    :この近くにはなさそうだ。
ラッセル  :下流に行くか…上流に行くか…。
GM    :そうやって君達が右往左往しているところ、後ろから人の気配がした。
カロッサ  :ほぅ。
アイリス  :どんな人?
GM    :ちょっと小太りの商人風の男だね。君達に話しかけてくるよ。
アイリス  :トル○コだ!w
男     :いや〜橋が流されてしまったんですか?
ベンジャミン:そうなんだよ。あんたも向こうの街へ?
男     :そのつもりだったんだけど、これではどうしようもないな…
アイリス  :ほんとにどうしましょうねぇ…
男     :あんた達、これからどうする気だい?
ラッセル  :どうしようにもこの雨では…
男     :よかったら、この近くに私が厄介になっている館があるんだが、そこに
       来て休まないか?
ベンジャミン:それは助かります。ところであなたのお名前は?
GM    :男はケップートと名乗った。
カッロサ  :雨を凌げるのでしたら、ここはついて行きましょう。
GM    :では、ケップートは君達を連れて森の中へと戻っていく。しばし進むと
       ひとつの館が見えてきた。

〜アルイジの館〜

カロッサ  :こんな所に館があるとは…。
ベンジャミン:ここは誰の館なんでしょう?
ケップート :アルイジっていう人が主人なんだ。高名な魔術師らしくてね。
ベンジャミン:GM、俺はその魔術師を知ってていいでしょうか?
GM    :いいよ。
ベンジャミン:レベルは?
GM    :最近は生きているのか死んでいるのかもわからないくらい、
       かなりの長生きで、レベルは…9とか…10とか…その辺。
ラッセル  :ヒィ。逆らえない。
ベンジャミン:メテオで殺される。
GM    :ここで、ルーンマスターの人は、体にちょっとした変化を感じる。
ラッセル  :俺は気づかない。
GM    :何というか、強力な魔法結界の中に入ってしまった感じかな。
ケップート :そこまでは知らないけど、館の中じゃ魔法とかは使わせないように
       結界を張るとかまでしてるみたいだからねぇ。
カロッサ  :センスオーラもだめなんですかね?
GM    :だめだと思ってくれ。
カロッサ  :そんな。俺、今からただのオッサンになりました。ショボーン。
ケップート :あぁ、そうそう。その人は何故か冒険者が大嫌いらしくて、魔法とか
       武器とかはあまり見せない方がいいよ。追い出されるかもしれないから。
       あんた達、冒険者かい?
ベンジャミン:いいえ。
アイリス  :(何で?)
ベンジャミン:(いいから黙ってろ)
       私、ベンジャミン商会の跡取り息子で、ベンジャミン3世と申します。
       この度、親父から世に出て見聞を広めてこいと言われまして。
       …GM、ちょっとここで作戦タイム。
GM    :はいよ
ベンジャミン:ここでは冒険者だと言う事は伏せておこう。
カロッサ  :察するに、問題は起きにくいでしょうな。
アイリス  :じゃあ、何ていうの?
ベンジャミン:だから、見聞を広める旅ということで。
ラッセル  :商会の若旦那ですか。
カロッサ  :とすると、残りの我々の職を決めないと。
ラッセル  :俺はとりあえず会計をキボン。
アイリス  :あたしは〜?
ラッセル  :小姓でいいでない?
カロッサ  :じゃあ、私は番頭を。
アイリス  :番頭ってお風呂屋さんの?
カロッサ  :それは番台。
アイリス  :あちゃ〜。
ベンジャミン:では、助さん、格さん。参りましょうか。
ラッセル  :黄門様かい。w
アイリス  :そうすると、あたしは?
ベンジャミン:う〜ん…八。
アイリス  :はい?
カロッサ  :八兵衛ですな。
アイリス  :せめてお銀で…。
ベンジャミン:とりあえず道化だから八でいい。
アイリス  :う〜。なんだよ〜。
ベンジャミン:GM、OKです。
GM    :はい。
ベンジャミン:まぁ、旅には危険もつき物ですし、商品の仕入れの関係で武器なども
       調達しますから。
アイリス  :ところで、何で冒険者が嫌いなんですか?
ケップート :さぁ、私もそこまでは…。
ラッセル  :さて、よく考えたら武器がまずいのか…。
アイリス  :銀のレイピアはだめ?
カロッサ  :工芸品としても護身用としても大丈夫なはず。私はメイスだから
       隠せるし。
ラッセル  :ハープンが問題だな。あとはどうにかなる。
ベンジャミン:やべ、俺とんでもないもの持ってた。
ラッセル  :メイジスタッフですか?
ベンジャミン:いや、それはリングに代わってるからもうない。それじゃなくて、
       ヘヴィクロスボウ…。w
ラッセル  :そりゃだめだ。とっとと隠さないと。
アイリス  :そういえば、あたしマーメイドから貰ったトライデントがあったんだ。
ベンジャミン:それは工芸品として高く売れるから意味がある。
アイリス  :え!売っちゃうの?
ベンジャミン:まぁ、売らないけど、建前上。
アイリス  :毛布で包んでおく。
カロッサ  :さて、武器は隠したし、何とかなりますかな。
GM    :GM発言になるけど、以後、人前で冒険者技能を使う、屋敷の敷地内で
       魔法を使うなどすると、冒険者だとばれます。
ラッセル  :了解。
GM    :ケップートが門の前で呼びかけると、中から初老の男が出てきた。
初老の男  :おお、ケップート様。お戻りになられましたか。
       橋はどうでした?
ケップート :橋は流されてしまっていたよ。そこで、この人たちに出会ってね。
       出来たら彼らもここにお泊め願えないでしょうか?
初老の男  :それではお舘様に伺ってまいります。
GM    :男はしばらくすると戻ってきて、入ってもいい事を告げた。
ベンジャミン:ベンジャミン商会のものです。お世話になります。
初老の男  :おやおや、商隊が二組とは、また奇遇ですな。
ベンジャミン:?
初老の男  :ケップート様の事を申しているのですよ。
ベンジャミン:なるほど。
ラッセル  :館は何階?
GM    :2階建て。
       中に入るよ。(と言って、見取り図を出す)
ラッセル  :ほぅ。
初老の男  :ではお部屋にご案内いたします。
GM    :君達の部屋は一階の右側になっているようだ。
ケップート :ではまた後で。
GM    :二階に上がるケップートと分かれて、君達は正面の食堂に入る。
       そこには大きな柱時計があった。
       (今回この時計が狂う事はない。)
       ちなみに今は15:00あたりを指している。
(15:00)
ベンジャミン:ほほぅ。これは見事な。
カロッサ  :こんな物はそうそう見当たらないでしょう。
初老の男  :はい、お舘様がこうしたものを気に入っておられまして。
ベンジャミン:そういえばあなたのお名前は?
初老の男  :わたくしはワイツ=クライドと申します。ワイツとお呼び下さい。
アイリス  :よろしく。ワイツさん。
ベンジャミン:お舘様には挨拶できますか?
ワイツ   :いえ、近頃お舘様はあまり人とお会いになりませんので、
       私の方から伝える事があればお伝えします。
ベンジャミン:いや、一言お礼が言いたくてですね。
ワイツ   :わかりました。お伝えしておきます。
ベンジャミン:よろしくお願いします。
GM    :その時、奥から家政婦らしき人物が出てきて、話しかけてきた。
ラッセル  :ほぅ。
GM    :言っとくけど、年齢38だから。
カロッサ  :細かいね。w
GM    :メイドさんじゃないから(口調強めに)
ラッセル  :w
家政婦   :ワイツ様、この方達は一体?
ワイツ   :ケップート様が連れてこられた。雨がやむまでここに滞在して
       頂く事になった方達です。
家政婦   :よろしく。私は家政婦のサリシャと申します。
ベンジャミン:こちらこそ。
サリシャ  :では、私は夕食の準備がありますのでこれで。
       今日は作る量を大幅に増やさなくては。
GM    :サリシャは奥の厨房に消えていった。どうももう一人ばかり
       奥にいるようだ。
アイリス  :挨拶してこよう。
コック風の男:おや、お客様ですか?
GM    :サリシャが説明している。
アイリス  :その人の魅力値!
GM    :はいよ…おっと11だ。
アイリス  :美形ー!!何歳くらい?
GM    :24〜5くらいかな。
アイリス  :目をキラキラさせます。
コック風の男:はじめまして。わたしここで料理を担当しています。
       エルブオドと申します。
ベンジャミン:ベンジャミン商会の者です。よろしく。
エルブオド :どうも。あ、私まだ料理の準備が残っているのもで、これで。
アイリス  :でわ〜。
GM    :ところで、ワイツは妙にそわそわしている様子。
アイリス  :ワイツさん、どうかしたの?
ワイツ   :いえ、このような事をお客人に申し上げるわけには…。
カロッサ  :何をおっしゃいます。お礼をしなければならないのは我々の方ですし。
ワイツ   :なんとも…お恥ずかしい限りなのですが、館のマスターキーをどこかに
       やってしまいまして…。今、探しているのでございます。
ラッセル  :そりゃ大変だ。
アイリス  :キーは一つきりですか?
ワイツ   :いえ、いくつかが束になっています。しかし、マスターキーは
       あれだけですので…。
カロッサ  :では、我々の方でも探しておきますよ。
ワイツ   :お手数をおかけします。
ベンジャミン:いえいえ、少しでもお役に立てれば。
GM    :そうこうするうちに部屋に通された。ちなみにベッドは3つね。
カロッサ  :がーん。
ワイツ   :さて、夕食が出来るまでは時間がございます。
       お舘様の部屋以外の場所ならご自由に見学していただいて構いませんし、
       お風呂もございますので、疲れを癒すのもよろしいでしょう。
カロッサ  :なんと、風呂があるのですか。
アイリス  :この前買った水着もあるし、入るぞー。
カロッサ  :なんで水着を着るの?
アイリス  :はやいとこ入りたいじゃない。
カロッサ  :お銀でしょ?
ラッセル  :お茶の間の皆さんにサービスでしょ?
アイリス  :うるせー。黙れ。とっとと入るんじゃい。
GM    :みんな風呂?
一同    :はーい
ラッセル  :あ、ワイツが出てったのを確認後、部屋を漁って鍵を探す。
GM    :どんな感じに?
ラッセル  :軽く。ベッドの下とか。
GM    :う〜ん、特に何もなかった。
ラッセル  :あいよ。
GM    :風呂に入っていった君達だが、湯船の中に人影が見える。
       青年のようだ。
ベンジャミン:おや、先客がいらっしゃったか。
青年    :誰だ?あんた達。
ベンジャミン:かくかくしかじかこういうわけで、ここに厄介になった者です。
青年    :ああ、あのおっさんが連れて来たのか。まぁよろしくな。
       俺はここの主の孫でトライブってんだ。
アイリス  :マスター、魅力値は?
GM    :よし、オープンで…(コロコロ…)9。
ベンジャミン:人並み以上だな。
アイリス  :玉の輿〜♪ 玉の輿〜♪
トライブ  :俺は上がるから、ゆっくりしてってくれよ。
GM    :トライブは出て行った。
アイリス  :よし、泳げ〜。ざっぱーん。
ラッセル  :排水溝を漁る。
GM    :…どうぞ。変な感触がするだけ。
ラッセル  :ちっ…髪の毛か…。鍵はどこじゃぁ!
カロッサ  :これ魔法で沸かしているんでしたっけね?
ベンジャミン:いやいや、極楽じゃ。
GM    :はいはい、いい感じに湯だった君達は風呂を上がった。
       で、夕飯は18:00なんだけど、まだ時間はある。
(17:00頃)
アリイス  :よーし、探検じゃ〜。
ラッセル  :俺も館の構造は知っておきたいな。
GM    :そこにサリシャの声が聞こえた。
サリシャ  :お茶をお持ちいたしました。
カロッサ  :どうぞ。ってか、私は茶をいただいていますので、探索は任せますよ。
ベンジャミン:私も残るとするか。
GM    :では、アイリス達はどこへ向かうの?
アイリス  :2階から。
GM    :ホールから階段を上がって2階に着いた。
アイリス  :奥の部屋に入る。
ラッセル  :おいおい、いきなり入るのかよ。
アイリス  :迷った事にしておこう。ノックして入る。
GM    :はいよ。と答えたのはケップートのようだ。
アイリス  :あ、どうもケップートさん。
ケップート :おお、嬢ちゃん。嬢ちゃんも一杯やらんか?
アイリス  :いただきます。
ラッセル  :(やばそうな雰囲気だ…)
GM    :ドアが閉じられた。
アイリス  :うめー。うめー。
ケップート :嬢ちゃん、どんどん飲んでいいぞ。
アイリス  :おいちゃん、いい人ねー♪
ラッセル  :いい加減やばいだろ。アイリスー、とノックする。
アイリス  :なんじゃ〜♪
ラッセル  :どうも勝手に上がりこんで申し訳ない。すぐに連れて帰りますので。
ケップート :(連れてかんでもいいのに…)
アイリス  :またね〜♪
GM    :君達が部屋から出ると、隣の部屋からトライブが出てきて、
       ケップートの部屋に向かった。
ラッセル  :さて、アイリスを自室に放り込んでから、探索開始。
アイリス  :お酒たくさんもらったよ〜。ケップートさんはいい人だよ〜。
ベンジャミン:俺も館を見てくるか。
GM    :どこを探す?
ラッセル  :(見取り図を見ながら)とりあえず2階で見てないとこからかな。
ベンジャミン:ロビーから。
GM    :台所を通ると、サリシャと、奥にエルブオドが見える。
ラッセル  :さっきとは反対側に行く。
GM    :じゃあ、ラッセルから。着いた。
ラッセル  :窓とかはどうなってる?
GM    :(図を説明しながら)ここが窓。これが扉。
ラッセル  :(キョロキョロ)扉に…聞き耳を立てる。
GM    :シーフ技能で?
ラッセル  :もち。…6+5の11。
GM    :気配はない。
ラッセル  :次の部屋も同様に…14。
GM    :同じく。
ラッセル  :非常に入りたい…が、やめておこう。一階に戻る。
GM    :ではベンジャミン。
ベンジャミン:はい。
GM    :ホールに着いたけど、何か探す?
ベンジャミン:花瓶とかない?
GM    :あるよ。
ベンジャミン:誰もいなければ手を突っ込む。
GM    :何も見つからない。
ベンジャミン:サッ。ふきふき。
アイリス  :(剣山があったらどうする気だったんだよ〜)
GM    :さて、ベンジャミンが調度品に見とれていると、上からトライブが
       降りてきた。
ラッセル  :マスター、盗み聞きしていい?
GM    :(コロコロ…)トライブは気づいていないようだ。
ベンジャミン:おや、これはトライブさん。
トライブ  :そういや、あんた達も商人なんだってな。
ベンジャミン:ええ、諸国を回りまわって様々な商品を扱ってます。この間は
       運良くマーメイドと交渉する機会を持ちまして。
       珊瑚の槍を手に入れたんですよ。
トライブ  :そりゃすごい。…それは買う事は出来ないか?
ベンジャミン:さすがにこればかりは、かなり特殊な品物ですので…。
トライブ  :そうか…残念だ。
ベンジャミン:そうだ、一つお聞きしたいのですが、ご主人のアルイジさんは
       冒険者がお嫌いだとか。どういったわけなんでしょう?
トライブ  :…じいさんがどうしてそうなったのか俺は知らないよ。
       俺が生まれる前から嫌いだったって話しだしな。
ベンジャミン:そうですか…。
GM    :そのときサリシャが食堂から出てくる。
サリシャ  :あら、お二人とも。そろそろ夕食の準備が出来ますのでどうぞ。
       わたしは上へ知らせてまいります。
ベンジャミン:ありがたい。
アイリス  :(部屋の中で)飯はまだかー!
カロッサ  :我々も行くとしますか。
(18:00)
GM    :部屋には主人であるアルイジ以外は顔をそろえたようだ。
       卓には海鮮魚の料理が並べられている。
ベンジャミン:ワイツさん、アルイジさんは?
ワイツ   :お舘様は体調が優れませんので、最近は自室でお食事を取るように
       なっております。
アイリス  :さて、食うぞー。
カロッサ  :ところで、この料理どうされたんです?海鮮魚が使われているし…。
エルブオド :ああ、お客様に出す料理ですから、色々と趣向を凝らしてみまして。
       魚は奥に冷凍室があるので、そこに保存してあるんですよ。
カロッサ  :魔法の冷凍庫ですか?
GM    :氷室みたいなものと思って。
アイリス  :はーい。
ベンジャミン:アルイジはアイスマスターか?
ラッセル  :ますます逆らえない…。氷付けにされてしまう。
ベンジャミン:さて、この際だ。他の人にも色々聞いておこう。
       サリシャはどんな様子?
GM    :彼女は少しオロオロしている感じ。
ベンジャミン:どうかしましたか?
サリシャ  :いえ、私事ですので、お客様に別段申し上げる事では…。
カロッサ  :そう言わずに。もし、何か協力できるようでしたら。
サリシャ  :実は…私の息子…カイトから便りが来たのですが、
       どうも街で問題を起こして拘留されているらしいのです。
カロッサ  :なんと。
ラッセル  :何をやらかしたんで?
サリシャ  :夜遊びが過ぎる子でしたから想像は付きますが、詳しくはわかりません。
       ただ、既に夫はいませんし、迎えに行けるのは私だけなのです。
       どのみちこの雨では…。
カロッサ  :ふむ、難儀な話ですなぁ。
アイリス  :橋直すか、別の道行くかしないといけないもんねぇ。
ベンジャミン:…ではケップートに話を振ってみるか。
       ところでケップートさんはどのような品を運んでいたんでしょうか?
ケップート :えぇ…まぁ、交易品とかそんなところです。
ベンジャミン:…お一人で?(ぁゃιぃ…)
ケップート :実はあの森で馬車の車輪が壊れてしまってね。街に使いを出したんだが
       かなり距離があったんで、私はここにやっかいになっているんですよ。
ベンジャミン:では積荷はまだ森に放置したまま、と?
ケップート :…そうなりますなぁ。
ベンジャミン:ほぅ…。(実にぁゃιぃ…)
GM    :食事が進むと、コックのエルブオドが話しかけてくるよ。
アイリス  :なんですか?(キラキラ☆)
エルブオド :あなた方は商会の方と聞きましたが、ここに来るまで様々な地を旅して
       来たのでしょう?
カロッサ  :まぁ、そりゃ色々と。
エルブオド :よろしければ後でお話をお聞かせ願えませんか?
ベンジャミン:では、私達の部屋にでもいらして下さい。
エルブオド :わかりました。後片付けが終わる20:30頃伺います。
GM    :しばらくすると食事を終えたトライブが部屋に帰り、ケップートも
       食堂を出て行こうとする。
ベンジャミン:俺も食堂を出る。
GM    :どこへ行くの?
ベンジャミン:主の部屋へ。ワイツはどうしてる?
GM    :サリシャと片づけをしているよ。
ベンジャミン:なら問題ない。
GM    :他の人は?
カロッサ  :ケップートが出たのを確認後、私も出ます。
ラッセル  :ここに残る。
GM    :ではベンジャミンの方を。部屋に着いたよ。
ベンジャミン:ノックする。
アルイジ  :…誰じゃ。
ベンジャミン:今晩、ここに泊めて頂く事になりましたベンジャミン商会の
       ベンジャミンV世です。
アルイジ  :既にワイツから話は聞いておる。わざわざ来ることもなかったろうに。
GM    :…あまり君がこの部屋に来たことを歓迎している雰囲気ではないね。
ベンジャミン:いえいえ、一言お礼でも言わせて頂きませんと。
アルイジ  :扉越しもなんじゃな、まぁ入るがいい。
ベンジャミン:失礼します。
GM    :部屋はさすが魔術師といった感じの造りになっているよ。
ベンジャミン:おぉ、宝の山が…w 何て事は言わないで…。
       改めて御礼を言わせて頂きます。それと少しばかりお願いがありまして。
アルイジ  :…なんじゃ?
ベンジャミン:旅先で奇妙な魔方陣を見かけたのですが、なにしろ
       私にはとんと縁の無いものでしたので。その鑑定をお願いできれば…と。
       …紙に書いた魔法陣を取り出す。
カロッサ  :なんの魔方陣ですか?
アイリス  :そんなのあったっけ?
ベンジャミン:こんな事もあろうかと、ネクロマンサーの事件で書き取ったものがある
ラッセル  :ああ、そういえば。あの領主にかけた呪いの魔法陣か
アルイジ  :…悪いが、もうそういった事には関与しないことにしておる。
       静かに余生を送りたいのでな…。
ベンジャミン:それは…失礼致しました。
アイリス  :(残念だったね)
ベンジャミン:礼は言ったし、戻るかな。
GM    :はい。ではカロッサの方を。
カロッサ  :ケップートを尾行…と言っても、
       部屋に向かうかどうか確認するだけですが。
GM    :トライブもケップートも、自室に入って行ったよ。
カロッサ  :なら私は風呂に。
GM    :さっきも入ったろw
ラッセル  :う〜ん、する事が無いぞ…。よし、今度は冒険者技能で部屋を漁る。鍵だ鍵。
GM    :どうぞ。
ラッセル  :6、6、で12。
GM    :う〜ん、見つからないようだ。
ラッセル  :どこにあるんだよ…。
GM    :では、エルブオドが来るまで時間を進めてよろしい?
アイリス  :ほ〜い
(20:30)
GM    :部屋で待機しているとドアをノックする音が聞こえる。
カロッサ  :どうぞ
エルブオド :失礼します。
ベンジャミン:早速ですが、私達に聞きたい事とは?
エルブオド :はい、皆さんが旅の商人だと言う事を聞きまして。
       様々な地を旅されてこられたのだろうと。
       それで本題なのですが…旅先で緑色の髪をした冒険者を見ませんでしたでしょうか?
アイリス  :緑色?
エルブオド :私は生き別れになった双子の弟を探しているんです。
       3年前、ここで働き始めてから館を出た事はほとんどありません。
       その間、ここに訪れたお客様から少しづつ話を聞いた結果、
       今は冒険者になったであろう事がわかっています。
カロッサ  :どんな感じの人なんですか?
エルブオド :私とそっくりでした。今でもそこまで似ているかどうかはわかりませんが。
ベンジャミン:3年前は何をしてらしたので?
エルブオド :その頃、母が亡くなりました。母のつてで、ここに就職出来たんです。
       …弟の事を思うと罪悪感を感じます。
       ここの館の人はとてもいい人ばかりです。
       私が何不自由なく暮らしていても、弟の事を探しに行く事も出来ない。
       お金が貯まったら、弟を探しにここを出て行こうかとも考えているんです。
ラッセル  :それはまた難儀な…。
アイリス  :じゃぁ、エルブオドさんが出て行ったらここのお料理は誰が作るんですか?
エルブオド :実は…御舘様は見てのとおり、もう寿命なんです。ですから…
ベンジャミン:なるほど…では私たちから、もう少し別のことを聞いてもよろしいですかな?
エルブオド :答えられる範囲でしたら何でも。
ベンジャミン:御舘様…つまりアルイジさんは冒険者嫌いと聞きました。そのわけはご存知で?
GM    :エルブオドは微妙に顔を曇らせる。
エルブオド :…御舘様の息子さんは冒険者になって命を落としたと言われています。
       その為、その話はこの舘でタブーになっているんです。
ベンジャミン:では、トライブさんはどのような人なのでしょう?これは私の感ですが、
       彼は冒険者かそれに近いものに興味があるようで…。
エルブオド :トライブ様は奔放で少しすねたところがあります。こういった場所で育ったから
       というのもありますが。
       また、サリシャの息子さんと友人でいろいろな事に手を出しているようです。
ベンジャミン:ほうほう。ちなみに腕っ節の程は?
エルブオド :それは反してからっきしみたいです。
ラッセル  :(あと何か聞いとく事ってあるかな?)
ベンジャミン:最近我々とケップートさん以外にここを訪れた者は?
エルブオド :いえ。なにぶんこのような所ですから、お客様がこられるのは久方ぶりです。
ベンジャミン:(もうないと思うのだが)
カロッサ  :(んではこの辺で)
ベンジャミン:エルブオドさん、他に我々に聞きたいことはありますか?
エルブオド :いえ、最初の話だけで十分です。お時間を取らせて申し訳ありません。
       それでは失礼します。早く寝ないと明日の分の仕込みもありますもので。
アイリス  :明日の朝はお手伝いしますよ〜。

(21:00)
GM    :さて、21:00を回りましたが。
ラッセル  :特にする事もないな。
ベンジャミン:寝るか。
アイリス  :チャラララ チャッチャッチャ〜♪
GM    :では次の朝。

〜迷探偵登場?〜

(6:00)
GM    :さて、目が覚めた人はどうする?
カロッサ  :風呂です。
GM    :風呂には水が張られていなかった。
カロッサ  :ガ━━━━ン!
       朝風呂に入りたかったのに…。ショボーソ
アイリス  :朝食を手伝いに台所へ。
GM    :台所にはエルブオドがいるよ。
アイリス  :サラダ作ります! …5… え〜ん。
GM    :そうこうしているとサリシャが入ってきます。
アイリス  :おはようございます。
サリシャ  :おはようございます。お早いですね。
アイリス  :朝食のお手伝いでも出来ればと。
GM    :サリシャはふと怪訝そうな顔をしている。
アイリス  :?
サリシャ  :(小声で)いえ、いつもと朝食の雰囲気が違うように見えたので…少しね。
アイリス  :どんなメニューだっけ?
GM    :軽食みたいな感じ。手をかけた様子ではないね。
ラッセル  :さて、俺たちも起きようか。
カロッサ  :朝食の席へ。
GM    :食堂にはトライブ、ワイツ、エルブオド、サリシャの姿が見える。
カロッサ  :ケップートさんがまだですか。
GM    :サリシャがワイツと何か話している様子。
ラッセル  :聞き耳しますが?
GM    :判定は必要ない。ケップートが起きてこない事について話しているようだ。
       程なくして、二人共食堂を出て行くよ。
ベンジャミン:エルブオドに何か変わった様子は?
GM    :特に見当たらない。
ラッセル  :ケップートさん遅いなぁ、俺も行ってみるかな。
GM    :扉の前では2人が呼び続けているが、返事が無い。
ラッセル  :鍵は?
GM    :押してみると扉は簡単に開いた。  その中には!!
       サリシャの悲鳴とともに君の目に映ったのは上向けでベッドに倒れている
       ケップートの姿だ。
ベンジャミン:何事かと上へ急ぐ。
ラッセル  :これは一体…。寝ているわけじゃないですよね?
GM    :死後硬直がなされた後だね。冒険者の君等には既に事切れているのが分かる。
ワイツ   :なんという事だ…。とにかく御舘様にご報告差し上げないと…。
ベンジャミン:私も参りましょう。
アイリス  :あたしも行く。
ラッセル  :この場には他に誰が来てる?
GM    :アルイジを除いた全員。
ラッセル  :では我々が残って現場検証を。
ベンジャミン:頼んだ。
GM    :報告を受けたアルイジだったが、その反応はいまいち薄いものだった。

ラッセル  :さて、何が起こったのか調べないと…丁度皆さんいらっしゃるようだし、
       ご一緒に調べていただけませんか?
トライブ  :わかったよ。
GM    :省略すると、ケップートの死因として可能性のあるのは 肩にある傷だね。
       他には手足の剥き出し部分に擦り傷が見当たる。
ラッセル  :出血は?
GM    :少ない。部屋には争った後も無く、キレイだ。
       服は濡れているようなきがする…。 表情は苦悶で青ざめているね。
ベンジャミン:死因は?今戻った。
ラッセル  :かくかくしかじか。
ベンジャミン:ほぅ、ここは私の灰色の脳細胞が、
       あの名台詞を言うしかないと言っているよ。ワトスン君。
アイリス  :誰だよ!!お前は!w
ベンジャミン:この部屋の鍵は開いていましたが、基本的に館の外から人が入ってくるのは
       アルイジさんに分かってしまうわけで…。
エルブオド :何が言いたいのですか?
ベンジャミン:つまりだ…。
       犯人はこの中にいる!!
カロッサ  :キタ――(゚∀゚)――!!
ベンジャミン:実は私、こうした事件に縁のある探偵もやっておりまして。
トライブ  :じゃぁ、すぐに犯人がわかるのかよ?
ベンジャミン:そればかりはこの現状を整理しないと何とも…。
       では、順にそれぞれ、昨日夕食後から朝までの行動を教えていただけますか?

トライブ  :俺は飯の後、自室に戻った。ケップートの部屋で大きな音は無かったけど
       ケップートらしい人が出て行くような音を聞いた。
       時間は知らない。真夜中頃だよ。
       俺はずっと部屋にいたしな。
GM    :そこへアルイジがワイツにつれられてやってくる。
アルイジ  :朝から騒々しい事になったものだな…。
ベンジャミン:アルイジさん、いいところに。
       お尋ねしたいのですが、昨日から今日にかけて
       館を出入りした人間はいたのでしょうか?
アルイジ  :生命の波動で感知できたものは、夜1時頃、正面玄関だ。
       1人が外に出て行き、1時間ほどして戻ってきておる。
ちなみに、わしはその時間眠っておった。
ワイツ   :私もその時間は眠っておりました。起きたの朝になってからです。
ベンジャミン:他の方は?
サリシャ  :昨日はあまり寝付けませんでしたので、部屋にいましたところ、
       誰かが部屋から出たような音が聞こえました。
       位置的にはエルブオドさんの部屋だと思うのですが…。
エルブオド :私は用を足しに下にいったのは認めます。(トイレは1階にしかない)
       また、朝5時には材料の仕込みに階下に降りていますね。
ベンジャミン:ふむ…。
       マスター、PT会話入っていいですか?
GM    :どうぞ
ベンジャミン:さて、どうする?
ラッセル  :表面上、誰も怪しいところは無いように見えるけど…。
       誰かが嘘を言っているか…。
カロッサ  :自殺の線は?
ラッセル  :服が濡れているのが気になる。やっぱり外に行って殺されたとみるのが妥当か…。
ベンジャミン:ただ、出て行ったのは1人だろう?
ラッセル  :そこが引っかかる。帰ってきたのも一人だから、数が合わない。
       死人が帰ってくるわけが無いだろう?
       帰ってきてから死んだんなら分かるが、わざわざベッドの上で死ぬのも…。
ベンジャミン:俺の考えは、ケップートは誰かと外で会って連絡をとってたんじゃないかと思う。
       ケップート自身が怪しいと思ってたんが、殺された以上、別の犯人を推定しないと。
カロッサ  :決定的証拠が見当たりませんな…。
ベンジャミン:誰かが外から来て、隠れているって場合もあるんだよな。
       氷室なんかを調べてみたいんだが。
GM    :・・・。
ラッセル  :ふむ。やるならやるで協力するぞ。
ベンジャミン:よし、皆にこう言うか。
       皆さんの中に犯人がいると、先ほど述べましたが、外から誰かが侵入している
       可能性も捨て切れません。つまり、誰かが外に出たケップートさんを殺して
       死体を連れ帰った場合があるからです。
       そうなると、犯人はまだ屋敷のどこかに隠れているかもしれません。
       そこで、消去法ではありますが、屋敷の中から探索してみないかというのが
       私の提案です。
トライブ  :いいんじゃねぇか?皆、真っ先に疑われるのは嫌だろうし、
       別の犯人がいるなら、早く捕まえちまわねぇと。
サリシャ  :でも、どこから探すというのです?
ベンジャミン:こればかりはそれらしいところから潰していくしかありません。
       エルブオドさん、確かこの館には氷室がありましたね?
エルブオド :ええ、厨房の奥に入口が。
ベンジャミン:まずはそこにいって見ましょう、不安要素は早めに無くすに限ります。

〜二人のエルブオド?〜

GM    :氷室前に着いた。
ベンジャミン:全員で入るのはまぁ、無理でしょう。
       ここはラッセルに入ってもらいましょうか。他に誰かいれば構いませんが。
トライブ  :いいさ、さっさとやってくれ。
ラッセル  :では失礼して…。
GM    :氷室は2畳くらいの大きさだ。
ラッセル  :まずはざっと見渡す。棚とかない?
GM    :その辺には冷凍状態の食品が置いてある。棚もあるよ。
ラッセル  :棚をシーフ技能で捜索…、6、11で17。
GM    :・・・(いきなり高いよ!)ラッセルは棚の向こうに、何やらよく見た人の顔が見えた。
ラッセル  :まさか…。すぐに周りの荷物をどかす。
GM    :目の前の棚には緑色の髪をした人の首が置かれていた。
アイリス  :ヒィーッ!!
カロッサ  :スプラッタじゃー!
ラッセル  :念波をうけるのは後回しにして…。たぶん、首だけじゃないな…。
       捜索を続行する。6、8の14。
GM    :反対側の棚の、冷凍品の向こうには、氷付けの首なし死体がつっ立っていた。
アイリス  :ヒィーッ!!
ベンジャミン:緑色の髪か…。こりゃいきなり大当たりだな。
カロッサ  :第二の犠牲者ですか。
ラッセル  :扉を開けてベンジャミンに報告。
ベンジャミン:どうだった?
ラッセル  :かくかくしかじか…。緑ってエルブオドさんの髪の色だよなぁ…?
ベンジャミン:ふむ。これは大詰めの感じがするな。
ワイツ   :…ベンジャミン様、して、何かわかりましたか?
ベンジャミン:…ええ、残念な事ですが。やはり私の推理に狂いは無かったようですね。
アイリス  :んで、誰よ?
ベンジャミン:黙ってろ、これからが見せ場なんだから。
アイリス  :ぶー
サリシャ  :犯人がわかったのですか?
ベンジャミン:まだ、断定は出来ません。
       …そういえば、エルブオドさん。昨日話していた内容について
       もう一度お聞かせ願えませんか?
エルブオド :何の事ですか?
ベンジャミン:いや、昨日我々に尋ねてきた話の内容ですよ。
エルブオド :申し訳ない、よく覚えていないんです…。
ベンジャミン:そうそう、もう一つ。昨日作られた夕食は実に見事でした。
       どうやったらあんなに凄い料理ができるんでしょうねぇ?
エルブオド :・・・それがこの事件と何の関係があるんですか?
ベンジャミン:関係大有りなんですな。これが。
       そろそろ、種明かしと行きましょう。
       エルブオドさん、先ほどあなたは朝食の仕込みに朝早く起きたとおっしゃった。
       しかし、あの朝食ならば、うちのアイリスでもこなせそうな簡単なものばかり。
       仕込むほどの手間をかけたとは思えませんね。
アイリス  :(どういう例えだよっ!!)
ベンジャミン:そして、この氷室でラッセルが発見したのは…。
       エルブオドさん。あなたの死体だった。
       これをどう説明していただけるのか、非常に興味があるのですが?
トライブ  :なんだってぇ!?
サリシャ  :エルブオドさんの死体…?
GM    :エルブオドは沈黙を守ったままだ。
ベンジャミン:実はエルブオドさんが昨夜我々にした話というのは、彼の弟についてでね…。
       今のラッセルの報告を聞いて確信がもてましたよ。
       あなたはエルブオドさんであって、エルブオドさんではない。
       彼の双子の弟さんだと思うのですが、違いますか?
エルブオド :ハハハ…。なんでばれちまったんだろうねぇ。
       完全になりすましたと思ったのにさ。
       そうだよ、俺はダブルっていう名前だ。アイツの双子の弟さ。
ベンジャミン:感づいた理由は先ほど言ったとおり。
       解せないのは、あなたの動機と、逃げなかった理由ですな。
       もう観念して、話してくれませんかねぇ?
GM    :エルブオド、もといダブルは悔しそうに地面を見つめ、吐き捨てるように喋りだした。
ダブル   :俺たち、子供の頃は幸せな家庭に育ち、仲良く暮らしていた。
       だが、ある時アイツは母親と共にいなくなってしまったのさ。
       それからの俺は独りで生きていく羽目になった。
       別にそれが苦しかったわけじゃないが、二人を探し始めてようやく得られた情報では、
       母親が死んだらしい事だけだった。
トライブ  :お前、まさかそれで…。
ダブル   :そう、兄貴の行方を突き止めて復讐するのがそれからの目標だった。
       今まで何の手がかりも無かったが、運良くケップートからこの館の事が聞けたのは
       まさに天がくれたチャンスだったわけさ。
ベンジャミン:つまり、ケップートと外で会っていたのはあなたというわけですな?
ダブル   :奴にはかわいそうだが、復讐を遂げるにはこれしか手が無かった。
ベンジャミン:では、どうして逃げなかったのです?
ダブル   :朝までに死体を二つも片付けるには時間が足りないからさ。
       頃合を見計らって、処分するつもりだった。
カロッサ  :それにしてもケップートさんまで殺す必要は無かったでしょうに…。
トライブ  :まったくだ、せっかく冒険の話とかが出来る人だったのになぁ。
GM    :そこで、今までだんまりを決め込んでいたアルイジがいきなり怒鳴りだす。
アルイジ  :トライブ、今の話はどういう事だ!冒険だと?
ラッセル  :あら、口が滑ったみたいだな、トライブさん…。
トライブ  :祖父さん…、俺、やっぱり冒険者になりたいんだ!
       外の世界を見てみてぇんだよ。
アルイジ  :許さん!お前の親のようになりたいか!
ワイツ   :お舘様…。そのように取り乱しますと、お体が…。
アイリス  :自分の将来は自分で決めていけないんですか?
アルイジ  :こればかりは口出し無用じゃ。
ベンジャミン:さて…、話がいきなり飛んだけど、ダブルさん。
       復讐じゃ何も生まれない事はわかるでしょう。
       それに、エルブオドさんはここにいる間もあなたを探していたんですよ?
ダブル   :そんな戯言、信じられるものか。
アイリス  :嘘じゃないよ、エルブオドさん、私たちにもあなたの事を知らないか聞いてきてたし、
       お金を溜めてあなたを探しに出かける気でもいたんだよ?
       チャザの名に掛けて嘘は言わない。
ラッセル  :(それが一番信用ならんと言ってみるテスト)
カロッサ  :(ここはまぁ、それを言ったら身も蓋も無いので)
アイリス  :んぁ?何か言ったか?
ラッセル  :いいえ、な〜んにも。
ダブル   :アイツは!俺にとって憎むべき対象でしかなかったんだ!
       そうでもしなけりゃ、俺は自分を…。
カロッサ  :不幸な境遇に晒された者が辿る最後の道ですか…。これからどうする気です?
ダブル   :さてね…。もうこの世にも未練は無いがね。
カロッサ  :お兄さんがどのような気持ちであなたに討たれたか、
       それを考える意味で、生き続けてはみませんか?
       神は万人を同様に救えはしませんが、お見捨てになる事はありません。
       それは我々人間にも言えることです。
ダブル   :兄貴…。


〜帰還、アグリアへ〜
GM    :色々あったが、アグリアへの橋が直ったようだよ。
ラッセル  :やっと帰れるわけだな。
アイリス  :お邪魔しました。お舘様…。いま少し、考えてあげてくださいね。トライブさんの事。
GM    :アルイジは黙ったままだ。
トライブ  :(これからは自分で何とかしてみせるさ。ありがとな)
ベンジャミン:では、我々はこれにて。
カロッサ  :縁があったらまたお会いしましょう。

アイリス  :ところで、ダブルさんはあれでよかったかな?
カロッサ  :罪を清算したら、きっとエルブオドさんのように優しい人に戻ってくれるさ。
       私等からそれを信じないとね。
アイリス  :そうだよね。
GM    :さて、君たちの目の前には直ったばかりの橋が見えてきた。
ラッセル  :石橋を叩いて渡る…、じゃないけど。一応確認w
GM    :じゃぁ、ラッセルだけ置いていかれた。とか。
ラッセル  :ガ━━━━ン!
       待ってくれよー、皆ー。

GM    :トライブやダブルがその後どうなったかは、今は語らずにおきましょう…。

END